ブリタニカ

好きなもの、好きなだけ、好きなように

※感想については全てネタバレあり。くれぐれも鑑賞後にご覧ください※

BRUTAL

監督・脚本:廣瀬 貴士   

区分:映画  

評価:★★★★

 

え? これタイトル違くね? もしかして自分が見るべきポイントを誤ってるのか。まあバイオ系統は初見なので、そこは致し方無いってことで。

評価としては星4(ただしオススメするには人を選ぶ、とりあえず自分の知人には無理っぽい)。んん?って箇所があるにはあるけど、大筋がすごく好きだ。主人公の男(荒川良々と絶対同じ種族。絶妙な粗野感がマッチ)と女(芦名星の親戚的ルックス。そもそも本家が好きじゃないです)について、それぞれの歪んだ(異常と言ってしまうのはあまりにも悲しい)恋愛観を第1部と第2部で描き、第3部にて見事なカタルシス。両者の壮絶な殺し合いは、言わずもがな、彼ら自身の欠乏を完璧に補完し合う、まさに理想のセックス。なんかもうね、2人が部屋に着いてナイフ?振り回した時点で、ちょっと感動し始めちゃったもんな……。身体を覆う血の赤色が、グロテスクではなく、もはやピュア!なんて感じたのは生まれてこの方初めてです。ここまで通じ合えるのって普通に裏山だと思う。あと細かいところでは、地獄ホームレスとの絡みや素人感MAXカップルが良い味の余白を生んでいた。バーでのシーンもグッド(小並感)。

でもやっぱここまで書いてもタイトルがな~。辞書引くと、冷酷? 残忍? 粗野? 粗暴? 動物的? たしかにそうっちゃそうなんだけども。まあいいか。但し、画質?は謎。何で古いカメラで回してる的な絵なの?それも終始。ポイントごとに使うならハマるけど、逆にチープ感に繋がってて謎(あとクレジットがOPEDの両方出てきて焦った。OPいらなくね?)。他には、暴力描写の時間と質が初心者マークの自分には受け入れ難い。そのテーマに特化するならわかるけど、ちょっと多すぎやしませんか。むしろキャラの積み上げにもうちょいシーンを割いてくれたらありがたい。まあフランス映画みたくシュッとしたまとまり具合が良いのか(謎に『ブルーバレンタイン』思い出すな)、と思ったり思わなかったり。