ブリタニカ

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※感想については全てネタバレあり。くれぐれも鑑賞後にご覧ください※

マイ・インターン

監督:ナンシー・マイヤーズ

出演:ロバート・デ・ニーロ

区分:映画

評価:★★

 

きっとハサウェイやデニーロのファンには垂涎の作品なんだろうけど、自分はそのどっちでもないので、どうしようもない。マイヤーズ監督の作品では『恋愛適齢期』を見たことがあるがまさに同じ印象を受けた。どうも話に凹凸が無い。何というかのっぺりしている。きれいな色の、味のうっすいスープを延々と飲まされた感じ。まあ、それが言うほど悪いわけでもないが、★2つであることは変わらない。

本作に関して、どこがどうだったらもっと面白かったか考えてみた。一つ挙げるとすれば、豪華W主人公の関係性にグッと来なかったことだろうか。仕事に忙殺されていたジュールズを、ベンがその培われた経験で正しく導いてやるのがコンセプトだと思ったのが、イマイチジュールズが救われた感が少ないように感じた。不法侵入のメール削除、運転手、浮気相談、悩み相談……。何だかベンじゃなくても、できそうなことばっかりな気がしてならない。一番の原因はジュールズの問題がそれほど深刻じゃないからだろう。もっと言えば深刻に見せる気がないのかもしれない。例えば浮気の話は最もシリアスになりそうなのに、悩んだりする場面が一切映されず。いきなり、ベンを部屋に呼んで、女子会後の悩み相談的にまくし立てるのみ。軽い。要するに軽い。画面というか作品全体が。視るというより、観るためのスタイリッシュ映画に徹しているように思えてならない(確かに街並みとか、ファッションはキレイだった。ジュールズ娘の送迎途中、あの木漏れ日は特に最高)。ジュールズが社員から嫌われていて、それをベンとのやり取りを通して改善されていく、とかそういうのもなく。経営企画等の仕事面での絡み合いもちょこっと出しておきながら、その後ベンが絡むことはなく。女性が仕事でバリバリやってるのが今の時代なんだ、というそんなもうわかりきってることしか終始提示されないので、新しい考え方とかもなく。つまりジュールズの欠点が浅いから、ベンがそこを埋めていく快感が薄いのである。

気軽に見れるようでいて、何だか玄人向けの映画なのかあと嘆息してしまった。