ブリタニカ

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※感想については全てネタバレあり。くれぐれも鑑賞後にご覧ください※

スターウォーズ / フォースの覚醒

監督:JJ・エイブラムス

出演:デイジー・リドリー

区分:映画

評価:★★★

 

自分の中では何だか停滞気味の映画界に、2015年の暮れ、あのスターウォーズが帰ってきた! 久々に映画館へ足を運ばせようとする作品の登場にワクワクしたが、さすがに、というか、まあ当然行くことはできず。胸の高鳴りは、執拗に繰り返されるCMと番宣で消化。そして2016GW。ついにリリースされたので早速レンタル!……したのだが。感想は一言しかでて来なかった。「心には残らない、でも後悔もしない」。悪い意味でも良い意味でも、映画らしい映画というか、正に及第点を地で行くような模範的作品だった。

シリーズの伝統を引き継ぐという点では、お手本のような仕上がりなのだ(……ある重要な一点を除いては)。初見の方には、そのわかりやすい王道ストーリーで飽きさせず、従来のファンにはこれ見よがしのオマージュを盛り込んでおもてなし。そう、実に死角の無い優等生なのである。「これがスターウォーズか!」という初見さんと、「スターウォーズよ、おかえり!」というシリーズファンの姿が容易に目に浮かぶ。

が、それだけなのである。スターウォーズがなぜ映画史に残るほどの作品になったのか、それをこのエピソード7は完全に置き忘れて来てしまっている。無論、守りに入って守りきれない作品は多々あるし、特にシリーズ系はその成功例を自分はほとんどお目にかかったことがない。それからすれば、とんでもないネームバリューのこの大物を、墜落させずに何とか次に繋げたという点では、エイブラムス監督に賛辞を送るべきだろう。ただ、それでもやっぱり残念なものは残念なのである。

やはりスターウォーズには見る者を圧倒する迫力と目新しさ(ストーリーや映像、全ての面で)があってこそなのだ。次回作のローグワン(なぜ続編ではなく、それも3と4の間のスピンオフ?)では、スターウォーズスターウォーズたる所以をぜひとも見せつけて欲しいところである。